株式会社D.K international　営業企画部　上林様

植物性ラーメン専門店『veJin(ベジン)』をオープンした背景

Q植物性素材だけを使用したラーメン専門店『veJin』をオープンしたきっかけを教えてください。

『veJin』は肉・魚・卵・乳製品のような動物性素材を原材料に使用せず、“地球とカラダにやさしい”をコンセプトに、植物性素材だけを使用したラーメン専門店です。

『veJin』は海外展開も見据えて、インバウンドのお客様をターゲットにオープンしました。元々、先に展開していたPlant based food（植物性食品、以下PBF）専門のレストラン『PLANT BASED TOKYO』（https://www.plantbasedtokyo.jp/）が外国人のお客様に大好評で、手ごたえを感じていました。日本国内でも海外でも、おいしい植物性のラーメンを提供できるお店はそれほど多くありません。本当においしいジャパンクオリティのラーメンをつくることができれば、差別化となり、勝機があると考えています。この度、試行錯誤を経て、本格的なおいしさのジャパンクオリティの植物性ラーメンが完成し、専門店をオープンする運びとなりました。
Q元々Plant based food（植物性食品）にご興味をお持ちだったのですか？

最初からPBFのお店を開こうと思っていたわけではないんです。以前うちの代表が『UPGRADE Plant based kitchen』(※)のメニューを食べて、その美味しさに驚いて、大量に商品を買い込んできたんです。それを食べたときに、これは食の世界を広げるなと思って、2021年7月にPBF専門のレストラン『PLANT BASED TOKYO』をオープンしました。当時コロナ禍のオープンにも関わらず売上予想を大幅に越え、PBFの大きな可能性を改めて感じました。

※『UPGRADE Plant based kitchen』…不二製油グループ本社株式会社が2019年に立ち上げたPBFメニュー専門のデリカテッセン（現在は閉店））

MIRA-Dashi®をご採用頂いた理由

QMIRA-Dashi®をご採用いただいた理由や決め手をお聞かせください。

「MIRA-Dashi®がなければこのラーメンはできなかった！」と言っても過言ではないくらい必要な素材でした。植物性素材だけでラーメンを作るのにあたって、「植物性の割にはおいしい」ではなく、本格的においしいジャパンクオリティのラーメンを目指しました。当初は昆布だしや野菜だしだけでスープを作ることにもトライしたのですが、どうしても弱い。それなりにおいしい味は作れるのですが、コクがないというか、また食べたいと思える “中毒性”がないんです。MIRA-Dashi®は動物性のダシと同様のコクや味の厚み、色々な素材の複雑な旨味が凝縮されているので、非常に食べ応えのあるラーメンが実現しました。植物性なのにラーメンならではの“中毒性“と”満足感“がちゃんとあるんですよ(笑)でも、植物性だからか、食べた後に胃がもたれる感じは全くしないですね。

お客様の反応やご評価

Qご採用いただいてみてのご評価やお客様の反応はいかがですか？

　当店は外国人のお客様と日本人のお客様が半々くらいいらっしゃいますが、ともに大変評判がいいですね。特に外国人の方は驚いて感動してくださり、「本当に動物性素材使ってないの？」と聞かれてしまうくらいです。日本人のお客様も、ヘルシー志向の方だけでなく、ラーメン好きな方々にもたくさんお越しいただき、味にご満足いただいています。オープンしてまだ間もないですが、当初の想定の1.3～1.5倍くらいのお客様にラーメンを提供させていただいており、お客様からも一定の評価をいただけているのだと思います。
QMIRA-Dashi®をご採用いただいて、店舗の運営に何か変化はありましたか？

　店舗オペレーション、フードロスの面でもMIRA-Dashi®は役に立っています。
ラーメン屋さんでは鶏ガラや豚骨を長時間炊きだしてダシを取りますが、それでは人手も時間も技術も必要です。MIRA-Dashi®は最初から旨味が凝縮されていて、野菜からとったダシと合わせてスープを作れるので、トータルの調理時間を短縮でき、味の再現性も非常に高いのです。そのため、最初にしっかりと従業員にオペレーションを教育すれば、店舗オペレーションも味のクオリティも安定します。
また、以前問題になっていたフードロスについてもだいぶ改善されています。植物性素材は動物性素材に比べて扱いやすく保存もしやすいので、フードロスの削減に繋がっています。

今後の展開

Q今後の展開やプランを教えてください。

　まずは国内においては、インバウンドのお客様にジャパンクオリティの植物性のラーメンに驚いていただきたいです。そして日常的にご利用いただく日本人のお客様にも、罪悪感なく食べごたえのあるおいしいラーメンをお楽しみいただきたいと思います。ラーメンって食べるときに少し罪悪感がありますよね？こんなにおいしくて食べごたえがあるのに罪悪感のないラーメン、というのを皆様に体験いただきたいです。

　ゆくゆくは海外にも展開していきたいです。インバウンドでいらっしゃったお客様の評判が上々ですので、このジャパンクオリティのおいしさで進出すれば勝機は十分にあると思っています。